しかしその行為に至るには互いに深い信頼感と愛情がなければいけないのではないかと思った。

単なるプレイとして、好奇な行為としても強烈に惹かれた。いや、もっと正直に言えばカラダがそれを要求していたのかもしれない。

そのブログを読んで、登場する女性に自分を重ねている自分。

文章の巧みさではなく、その想像されるシーンに没頭できた。

着ているモノを全て脱いだ。
限界だった。

ケータイを放り投げた。
目をつむった。
自分の頭の中でブログのシーンを再編成した。

「エッチしたい・・・」

猛烈な欲望が果林の奥底から沸き上がってきた。頭は朦朧としていた。

しばらく動けずにいたが自分でも驚くほど冷静に着替えをし自分の机に向かった。

果林は振り払うように勉強に集中した。