『なんや?

 なんで、ノブ…ここにおんねん!?』

驚いたあたしは、

自分の彼氏を指差して言った。

澄ました顔でノブは答える。

『なんでって…

 若菜に会いにきたんじゃん』

やさしく掌をあたしの頬にあて

微笑みながら答えるノブ。

あたしはただただ

ぽかん、としてしまう。

ノブは続ける。

『いつだ?

 あ、2ヶ月振りかぁ?

 最後に会ったの

 8月だったもんなぁ』

は??

あたしはまだ状況が掴めない。

『俺さぁ、

 もう若菜と離れたくなくて

 東京の高校辞めて来ちゃった』

はぁ??

はぁぁぁあ???