私は、震える手で
少しずつ一文字ずつメールを
打っていった。

本当ですか?

…と一言だけ。

まだ私は、知らなかった。
このメールの本当の意味を…


この頃は、まだ私、
何もない無垢の乙女だったよ…
先輩からメールが来た。

<本当。付き合って?>
と、

私は、
濡れてしわくちゃになった
ティッシュを片手に、
メールを打った。

<私も好きです。>
一言だけ…


一分しないうちに
メールが来た。

<俺ら両思い!?
明日からよろしくね?>

ここから私の運命が狂い始めた