だって、女なんだもん… 仕方ないじゃん!

「恭子…。頑張ったね…」
恵は、私の背中を擦った。

そして、私の腕を支え部屋へと誘導した。



暫く泣いた私は、少しスッキリした感じだった。


泣いたら、お腹が減った。

泣いたら、前に進める様な気がした。



「恵…?」

「何?恭子」

「お腹減った…」

「へっ…」
恵は、間抜けな返事をした。


私は、恵の間抜けな返事を聞いて、笑った。

「何よぉ~。恭子ったら。笑って!」
口を尖らしながら、恵もまた笑った。




「よし!恭子、何か食べに行くぞぉ~」

「行こ行こぉ。恵のオゴリで!」

「え~!何それっ」

「ウソウソ…。早く、行こう」

「恭子?その顔で行くの?」

「えっ?」
私は、慌てて鏡を見た。


泣きはらした顔。
ブサイクな顔をしていた。


「ダメダメ。まだ、行けない!恵?待ってて~」

「ハイハイ…。待ってますよぉ~だ」

「恵は、素っぴんでいいの?」

「えっ?」
恵もまた、慌てて鏡を見た。


「ダメダメ。眉無いじゃん。この顔、あたしじゃ無い」


私達は、一緒に化粧をし始めた。