だって、女なんだもん… 仕方ないじゃん!

― ここは? ―

見たことがある様で、見たことのない場所に、私は寝ていた。


「おはよう、恭子」
恵が、私を覗き込む。

「えっ…。あたし…。イタッ…」
起き上がろうとすると、頭が物凄く痛かった。


「覚えてないでしょう?恭子、あの後凄かったんだから。泣きわめいて。相ちゃんと、やっとの思いで私の家に運んだんだよ―」

「ゴメン…」

「いいって。私も、恭子には借りあるし…。ゆっくり、寝てて」

「うん…」
私は、また静かに目を閉じた。

目蓋の奥からまた、淳也の顔が現れる。

自然に流れ落ちる涙は、私の睡眠を妨げた。

『淳也…』