だって、女なんだもん… 仕方ないじゃん!

私は気付いたら、相ちゃんのお店に居たのだった。


どうやって、お店に辿り着いたのか…

どうやって、ここまで来たのか…

それすらも、記憶になかった。


ただ、通い馴れた道だから…

ただ、体が道を覚えていたから…


無事に、目的地に辿り着いたのだと、思った。


家からお店に行く途中、何度か携帯が鳴っていた。


それだけは、記憶にあった。


淳也だけの、着信音…

その着信を聞くと、私の躰は自然に強ばり、激しい吐き気を催すからだ。

お気に入りの着信音は、何時しか、一番嫌な思い出を残し、この曲を聞く度に、嫌な記憶を呼び覚ます。


今更、後悔しても遅い…


自分が、自分でやってしまった、失態なのだから…