だって、女なんだもん… 仕方ないじゃん!

「恭子?恭子、大丈夫?」

電話越しの恵の声が、遠くなる…

自力で立てなくなる程の、脱力感。

私は、気を失いかけていた。


携帯からは、恵が私の名前を呼んでいる。


― 今から、お店に行く ―

とだけ、恵に伝えて電話を切った。


電話を切った後、私は力が抜けて床にペタンと、座った。



思い返せば、心当たりがあった。

淳也は、全て仕事だと言って、その場を離れTELをしていた。


私は、仕事のTELなんだと疑わずに、素直に受け取っていた。



フフッ…
バカみたい…

― 私って、本当にバッカみたい… ―
何度も声に出して、言ってみた。


淳也が、嘘を吐いたコトも…

自分が、淳也の言葉を信用して、疑わなかったコトも…


淳也にも、自分にも、腹が立った。


怒りは、何時しか悔しい涙に、変わっていった…


なんで、あんな男の為に私は、涙を流しているんだろう…



バカみたい…


フフッ…
無意味に、笑ってみた。