だって、女なんだもん… 仕方ないじゃん!

淳也が大阪に帰った後日、恵からのTEL。

「もしもし、恭子?あたし恵だけど、今良い?」

「うん…」

「今ねぇ、相ちゃんのお店に居るの。」

「うん…」

「それでねぇ…」
恵は話しながら、席を移動したらしく、周りの雑音が無くなった。
「それでねぇ。さっき、淳也さんの会社の人が来てったんだけど…」

「何?」

「あのさぁ…。言いづらいんだけど、淳也さん、結婚してたんだね…」

「えっ。なんて、なんて言ったの?恵?」

「淳也さん、結婚してるんだって。大阪に、妻子が居るんだって」
恵は、声を少し大きくして言った。



―― ウソ… ――

私のコト、騙していたの…

私に、ウソを吐いていたの…



私は、呆然とした。


訳が分からなかった…