私は、女の子がスキ?

そんな、自分に芽生えた疑惑を確かめるべく、開催される度に、あの豪邸へと足繁く通っていた。


いつものメンバーだと思えば、知らない人が半分以上の時もある。


それでも、私は楽しかった。


家で一人引きこもり、何をするわけでもなく日長な一日を過ごす。

そんな毎日の繰り返し…。



あの時の私なら、たぶん苦にはならないだろう。


でも、今の私は違う。


誰かと居たい。

一人は淋しい。

それが例え知らない人の集まりだとしても、私には私の居場所だった。


お酒を飲んで、くだらない話をして笑ったり。

参加するたびにルリ子の友達に絡まれても、お尻を叩かれても、次の日、二日酔いで頭が痛くて起き上がれなくても、私は楽しかった。

嬉しかった。

もう一度、恋愛が出来そうな気がした。