圭介の葬儀も、無事に終わった。


私は圭介の葬儀の後、数日入院してから退院した。

しかし、退院後も首の傷は暫く付いたままだった。

この傷を見る度に、あのおぞましい光景が、まざまざと蘇る。


私は、何度となく魘(うな)されていた…


あの深紅に染まった、手を…

銃弾の発砲する、音を…


そして、淳也の鋭い瞳を…


私の睡眠を妨害し、長い長い悪夢の続きへと、引きずり落とす。



私への罰…