だって、女なんだもん… 仕方ないじゃん!

一方、相ちゃんは、警察との電話が終わり、恭子の電話に戻った。

「あっ、もしもし。恭ちゃん?もしもし?」
電話は、切れていた。

「恭子、どうしたの?」
赤ちゃんを抱っこしながら、恵は相ちゃんを見た。

「切れてる…。さっきの会話、恭ちゃん聞いてて…」
相ちゃんは、青ざめた。

「パパ!早く、圭介さんに連絡して!」
恵は、叫んだ。


恭子が出掛けるのが先か、圭介が恭子を捕まえるのが先か、一刻の猶予も無い。



― あっ、圭介さんですか?

― さっき、恭ちゃんから電話を貰ったら、たまたまタイミング悪く警察から連絡が入って、保留にしないまま会話を聞かれてしまって。

― それで、恭ちゃんちゃんと家に居るか心配になって。

― はい。じゃ、お願いします。


「大丈夫だった?」
横で会話を聞いていた、恵が聞いた。

「分からない…。直ぐ確認するって」

「恭子…」

「俺も、お店に行ってくる」

「パパ?気を付けてね」

「大丈夫!心配するなって」


恵は、不安を隠せずにいた。
しかし、警察から呼び出されては、行かない訳にはいかない。