だって、女なんだもん… 仕方ないじゃん!

二人は立ったままだった。

時々、噴水の水しぶきが風にのって当たった。


「あの~」
私は、佐々谷圭介を見つめながら口を開いた。

「は、はい。な、なんですか?」
かしこまる、佐々谷圭介。

「あの~、座りませんか?」

「えっ?」
佐々谷圭介は、私の言葉が一瞬解らない、と言った顔をしたが、直ぐ様、自分達が立ったままだという事に、気付いたのだった。


佐々谷圭介は慌てて、
「そ、そうですね。座りましょう!」
と言って、ベンチに腰を下ろした。


私は、思わず笑ってしまった。