どうやら

私が考えていた事を悟られたらしい。

「じゃあさ、あたしの事どう思ってんの?」


どさくさに紛れ
今だとばかりに聞いてみた。

聞いたことに後悔わない。




とたんに黙る希吏。





「それわ…、」


バツの悪そうな希吏の顔。





「え…?あはは…真面目に?」




すると下を向いた。





「あぁ、遊びだったんだ。そっかそっか、はは………。あたしなんで気付かなかったんだろうね?ははは…」


顔がひきつる。

「え……?ちがっ」

「いいのいいの…慰めなんかいらない、」


「だから違うって!」

せっかくとまった涙がまたぽたぽたと流れる。

「言い訳なんかしないでよ!!じゃあなんでそんな軽い気持ちであたしにキスなんかしたの?!」



「軽い気持ちなんかじゃねえよ!ってかまず落ち着けよ。」

そういって私の腕を掴んでくる。

「離して!!!!希吏の話なんか聞きたくない。」





「おい!麗衣。お前人の話くらいまともに聞けや。」


「やだ!離してって言ってるでしょ?!」





キッと希吏を睨み付けた。







ん?

「あ゙あ゙?
聞いてればぐだぐだと、抜かしやがって…
ざけんじゃねえよ。いくら麗衣だからってなあキレるときわキレるぞ?!」




怖っ!!


希吏をまぢギレさせてしまったらしい。