金魚の入っている容器をみると すでに5匹目… 「くっそ、破れた!」 (しかも今!?あたし今あみ三つ目突入ですけど!) もう自分のやつのことなんて忘れて希吏の方をじっと見ていた。 希吏は2つ目のあみで次々と金魚をすくう。 いまはもう12匹目だ。 「うわーくそ。」 二つ目が破れたっぽい。 三つ目に入る。 ひょいひょい金魚たちがすくわれていく。 まるで金魚たちが自分から向かって行っていき何かにに吸い寄せられているかのよう。