21:30


合コン開始。


「はじめまして、愛実です。21歳です。学生します。」



「はじめまして。彩菜です同じく21歳です。事務職です。」



次々に自己紹介。


「武中です。24です。父親の仕事手伝ってます。」



(ふぅ〜ん。じき社長ってやつかぁ。)

まなは心のなかでつぶやいた。。



「多田です。24です。俺もおやじの仕事手伝ってます。」


(じき社長〜?)
あやはおもった。




話しは盛り上がる。



「まなちゃんて彼氏おるん〜?」
多田が言う。



「おらへんでぇ。」



「なんで?」


「うーん。なんでかなぁ〜?
可愛くなぃからぁちゃう?」(笑)

「何ゆぅてんの!!
じゅぅぶんかわえぇって!」



(はぃ、でたでた。
社交辞令。
彼氏なんて作りたない。
傷つくだけやん。
しんどいだけやん。
恋なんてせへん。
本気にならへん。)


まなはそんなことを思ってた。
「ありがとう。
でも彼氏とかはいらんかなぁ。」


「じゃぁなんで
合コン?」(笑)




その時。






「ほんまは恋愛したくないだけぇとかちゃうん?
傷つきたくなぁいみたいな」


武中が言った。


「え??」


まなは驚いた。


心の声がもれたのかと、思った。



「あぁ〜武中さんまなそれ以上言ったら悪魔に変身すんでぇ〜なぁ〜まなぁ」


あやが言う。



「あはっ。
そぅかもそうかも。
恋愛疲れたんかもぉ〜〜


なーんて。
違うよ〜
ただの男好き。」
(笑)




(あぁ〜また嘘ついて。)彩菜はおもった。