声のする方へ顔をあげると



茶髪のスーツ姿の男が
きらなの前に立っていた



｢きらな？｣



自分に指差し問いかけた



｢そーやで？君や､君!｣



その男わ優しく笑いながら
きらなの前にしゃがむ



ナンパなんて慣れてるのに
いつもの事なのに



｢名前きらなって言うん？｣



この男わ何か違う



チャラチャラした奴等と
全然違う





そう思った