有り得ないでしょ!



「そんなに琥宇桜さんがいないのが寂しいの?」


「なっ!何言ってんの!?」


「そう顔に書いてあるわよ!」



お母さんはクスッと笑い人差し指で私の顔に指差した。



一瞬ドキッと心臓が反応する。


「別にそんなんじゃないし!」


「あらそう…まぁもう少しで琥宇桜さんも来るわよ」

何かを確信したようにニヤッと笑うお母さん。



「そんなんじゃないってば!」



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