それで泣き止む詩桜もすごっ! 何だ!? 仲間意識でも芽生えた? 詩桜はすでに琥宇桜の手に堕ちたっていうのか!!!! さっきそれを阻止するって決心したばっかりなのに…… 肩を落としグルグルとお鍋の中を掻き回す。 ピンポーンー… 訪問を知らせるチャイムの音。 「琥宇桜…誰か来たよ〜」 何とも気の抜けた私の声。 .