ぎゅっと私の髪を引っ張る詩桜。 「大丈夫だよ、ママはここにいるよ」 ぽんぽんと優しく叩く。 突然、私たちがいなくなって寂しかったのかな…。 「だから言ったろ…こうなるから買い物は俺が行く」 頭を摩りながら言う。 多分、私が押し退けた時に壁にぶつけたんだろう… 「そんな親切に言ってない!」 .