腕の中で寝ている詩桜をリビングに置いてあるベビーベッドに寝かせてテーブルの上を片付ける。 「いいよ…お前は休んでろ」 手に持っていたファイルを取られ、ソファーに座らされた。 「私なら大丈夫だよ?」 体力も前までとはいかないけど戻ってきたし、疲れとか怠さももう無い。 「お前は夜に備えてろよ」 「夜?」 ポカーンと琥宇桜を見る。 .