看護師さんはペコッと頭を下げて病室を出て行った。


「ねぇ琥宇桜!抱いてみて?」



ゆっくりと琥宇桜の腕の中に赤ちゃんを下ろす。



「うわっ…軽すぎ」



赤ちゃんを抱いた琥宇桜の第一声がこれ。



まぁ初めはこんなもんか。



「ねぇねぇねぇ!名前どうするの?」



「もう決まってんじゃないの?」



えっ?


「顔にそう書いてある」


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