仮想恋愛



うちらわ声のする方を見た


するとそこにわ綺麗な女の人がいた


ギャルともいえるその外見


スラリとした細長い手足


背も高い


見るところ先輩のような感じだ…




「……裕子……」


健くんが急に強張った顔になった


「…久しぶりだね。入学したって聞いたけど、また会えるとはね」


「…あぁ」



裕子さんはわたしに気づき、軽く会釈した


「…彼女??」


「ち、違います」


わたしわ両手を顔の前でふった


「そう。…じゃあわたし行くね。またね」


裕子さんは帰っていった