ハンデメはトレトレにたずねます。

『ねぇ……。

ユメって、こんなに悲しいことなの……?』

ハンデメに言われ、
何か答えようとしながらも、
トレトレは悔しそうに黙ったままです。

カズマさんもシズさんも
口には出さないけど、
同じ気持ちに苛まれていました。

ずっと夢に向かって頑張ってきたけど、
あまりに悲しいオソトの姿に

『自分たちのやっていることは、
もしかしたらものすごく空しいことなのでは……?』
と、心がくじけそうになっているのです。

ハンデメはまだたずねます。
『死ぬかもしれないくらい
一生懸命になることに、
本当に意味があるのかなぁ……?』
『こんなふうになるんだったら、
何もしないほうがいいんじゃないかなぁ……?』

あまりの悲しさに、
みんなの心はずっと重い雲が立ち込めています。

そんなふうにしているうちに、
あっという間に七日経ちました。