二人で出かけていたカズマさんとシズさんも
動かなくなったオソトを見つけて
大変悲しみました。

泣きじゃくりながら、
シズさんは言いました。

『……オソトは、えらいね……。

自分がやりたいことをやり遂げたんだよ……。

……素敵だよ……!』
『……そうだな……。』
カズマさんも、
目に涙を浮かべながら言いました。

二人には、
オソトの夢が言葉はなくともわかっていたのです。