教師×生徒【恋愛物語】

「あなた…本気なの?」


尾崎先生が聞いてくる。


「もちろん、本気。
それでもバラす?」


「いや、それは……」


そう言って尾崎先生は黙り込んだ。


「先生の立場が悪くなっちゃったらヤバいもんね〜。

結局、先生は自分の事が一番なのよ。だから好きな人を自分の物にしたいからって、人の気持ちを考えないであんな嘘が言えるんだ。

でも、それは人間として間違ってる。最低だよ!」


あたしって…教師に向かって凄いこと言ってるよね…(汗)


ヤバいかな…?
そう考えてた時、今まで黙ってた尾崎先生が口を開いた。


「教師になって、生徒にここまで言われたのは初めてよ。」