「サキ、いつまでも手合わせてねぇで来いよ!」 陽路が一足先に玄関のほうであたしを呼んでる。 「うん!」 あたしも急いで玄関に向かう。 「ほら、こっちのほうがサキにはお似合いでしょ?」 そう言って、陽路はあたしに左手を差し出してくれる。 「ありがと!」 あたしは笑顔で陽路の手をとる。 「じゃあ、行きますか!」 「じゃあ、そうしましょっか!」 仲良く手をつないで通う、ホームまでの道のり。今日も空はいい天気。 おばあちゃん、 あたし、 今日も元気です。 【゚+ Happy End +゚】