数分の沈黙。


「ごめん…。」


大智が口を開く。


「朝さ、キツい言い方してごめん。
心配してくれてたのに本当にごめんな。」


大智の真剣な気持ちが伝わってくる。


「いいの!もう気にしないで。
大智の気持ちは充分伝わったから。」


「本当か?」


まだ不安そうな顔をしている。

大智の手をとり「うん」と頷くと
やっと笑ってくれた。