~♪キーンコーンカーン 一時間目開始の鐘が鳴ると 私の前に座っている女の子が振り向いた。 「私、杉崎奈美。よろしくね。」 茶髪のボブに化粧映えのする綺麗な顔で 女の私でも可愛いと思う笑顔。 「こちらこそよろしく。」 「私の事は奈美でいいよ!澄花って呼んでもいい?」 「うん、いいよ。」 「やったー!仲良くしようね。」 そう言って私の手を握って嬉しそうに笑った。