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「にいさん、それは血の匂いなんですよ」




その言葉を聞くと同時に
雄太の後頭部に激しい衝撃が走った。



道端に倒れる雄太。



そして鉄パイプをにぎりしめたドライバーが
ドアをあけ強引に雄太を車に放り込む。



先客と重なるようにして
後部座席に収まる雄太。



なおも収まらない頭の激痛に苦しみながら
雄太は一つのことに気がついた。




「この客…凍ってるみたいに…冷たい…」