ねぇ、あのときあなたは確かにあたしだけをみてたよね?




あたしもあなただけみてた



たとえそれが偽りのものでも


たとえそれが赦されなくても








あなたのぬくもりが残した傷跡は




甘い痛みで










それさえも愛しいほどです―――