『制限時間は午後4時まで。 では、カウントダウンといきましょうかねぇ。』 本当にゼロは楽しんでいるらしい。 『10、9…』 「いい? まずはあたし達の荷物がある教室に行くからね。 足音はなるべく立てないようにして、慎重に進もう。 その後は教室に着いてからで。」 と沙弥が小声で言うと、3人は黙ってうなずく。 『4、3、2…』