「…そんなこと、 言われなくても分かってる。」 「沙弥…。」 心配そうに沙弥を見る水華は、 沙弥の手を掴んだ。 「大丈夫だって!」 と、笑いながら言った。 「絶対に、負けないから。」 沙弥の目は、 自信に満ちあふれていた。 (どんなことがあっても、 あたしは負けないんだ…) 心の中で、自分に自信をつけるように言い聞かせた。 『ふっ… 岬さんは手強いですから… 今までとは違ったクイズに挑んでいただきます。 まぁ、 【3問目】といったところでしょうか。』