(v!見つけた… tもあった… 0も……見つけた!) 『…残り、20秒。』 またゼロの笑いを含んだ声が聞こえた。 でももう、水華には届かなかった。 もちろん、 沙弥、木本、金石にも。 3人は信じているから。 水華なら大丈夫だ、と。 『残り、10秒!』 『9、8、7…』 v、t、0のボタンをよく見た水華は… ニコッと、笑った。 『5!4!さ…』 「簡単…だったね。」