水華は、木本の方を見た。 木本は、水華を手招きして、 パソコンを指さした。 木本の指さしたパソコンの前に、水華が行った。 (木本は…なんでこのパソコンを指さしたのかな?) 水華は考えた。 …でも、やっぱり答えは出ない。 焦りを感じる水華。 すると今度は金石が、 指さした。 (どうしよう…… …ん? …キーボード?) 質問するように、 水華が金石を見つめる。 そして、金石がうなずいた。 (ありがとう…みんな。 【キーボード】… 【キーボード】が解く鍵なんだね…) ―――残り、1分。