『では、始めよう。

全部で4問、1人1問ずつ【責任を持って】答えてもらう。』


ゼロは、【責任を持って】を妙に強調した。


『つまりは、解答者以外は一切声を発してはいけない、ということ。

自力で解く、
そして答えられなければ…』


「色んな意味で【おしまい】だってことだろ?」


金石がゼロの言葉を遮った。


『ふ…よく分かってるじゃないか。
褒めてあげよう。』


「癪に触ることしか言えないの?」


沙弥が冷めた笑顔で言った。


『おっと、これは失礼。

では早速。

第一問、解答者【白川水華】。』