『クイズは終わりですが、
まだまだ試練がありますよ…?

もっと私を、楽しませて下さい…ハハハ…』


放送から聞こえる、
高らかな笑い声。


それは沙弥たちを不快にさせる。


ひとしきり笑うと、
ゼロは咳払いをした。


『…ふう。
とにかく、【カキクラ】、
もう自由はないよ。
職員室まで来なさい。』


その言葉は、とてもトゲがあった。


『…はっ、はい…。』


【カキクラ】は明らかに怯えていた…。


でも、ゼロの命令には逆らえないのか、
スタスタと教室を後にした。