《…あなたは『初心者』ではないですよ。

もう第一段階はクリアしていらっしゃるではないですか。》


「第一…段階?」


《呪文を唱えて、
その通りに魔法が発動する段階です。》


「でも…
それは…水華や…木本も同じ…でしょ?」


《…彼らとあなたは違いますよ。

才能を持った人間と、
魔界の人間ですから。

…話はここで終わりです。

まだまだ続けますよ!》


また、ウサギの周りに風が起こり始めた。