「…なんかお前、 ヘンじゃない?」 金石は沙弥に近付いた。 「…変?」 「あぁ。 ボーッとしたり、考え込んだり…。 大丈夫か? 変な世界に来て疲れてんのか?」 金石は、 沙弥の頬にそっと触れた。 それに驚くと同時に、 沙弥は確信することが出来た。 (…やはり。 もっと早くに気付くべきだったよ。) そう。 その時沙弥は、 『金石』の声を聞いたのだった。 《岬ー!! 俺はこっちだ!!》