『3……。』 食い止めるには……。 …ん? 森……森かぁ! 『2、1……。』 「『大地に根付く木々よ! 我が敵を捕らえる鎖となれぇ!!』」 【ナガタ】が「0」と言ったのと同時に、 あたしの呪文に反応した草木が、 約20人のアイツらをツルや根で縛りつけた。 「ありがと、森さーん! それじゃ、あたしはこれで!」 あたしは、 ツルが敵をどかして開けてくれた道を走り始めた。 『くっ…。 さすがは【エターナル】の姫…。』 と、【ナガタ】が呟いたのを気にせずに、 ひたすら先へと走った。