水華…木本……
金石………。


……?


ここって……。


目を開けた時、
あたしは見知らぬ所にいた。


だけど…。


「夢の時と、同じ……。」


何も聞こえない、
真っ暗な世界。


「また…あの怖い人がいるのかな……。」


早速不安に襲われる。


でも…。


「あたし、
すぐにめげるキャラじゃないしね!」


とりあえず立ち上がって、
何か適当に呪文を唱えてみることにした。


「こっちからアクションを起こせば、
何か変わるかもしれない。」


淡い期待を抱きつつ…。


「まずは…。
夜に練習した呪文、試してみるか!

…『我に従え、光の精霊!
とこしえの闇を打ち砕け!!』」