【全く、いい加減真面目に鍛練なさい!!】 訳も分からないまま、 ウサギに叱られる俺。 「あ、あのー…。」 【はっ?なんですかっ!】 「ここ、どこですか? 『鍛練』って、何をするんですか?」 俺がそう尋ねた瞬間、 ウサギは固まった。 【…ま、まだ寝ぼけているんですかーっ!!】 と、今度はウサギパンチを食らった。 …くそっ! ちっこいウサギの分際で、 俺を吹っ飛ばすとは…! パンチされたところをさすっていると、 ウサギは俺の問いに答えた。 【あなたは………。】