『いずれにせよ、
今日で終わりだ。』


ニヤッと笑った。


『…ゼロ様、
もうすぐ10時になりますが。』


『あぁ。

【モトヒラ】、
【ナガタ】に行ってこいと命じろ。』


『はい、かしこまりました。』


【モトヒラ】はシュッと消えた。


『今日で…。
今日でついに、君は私のものとなるのだ……。』


コーヒーを片手に、
ククッと不気味に笑う。


『…金石くん、
君には容赦しないよ。』


そう言うと、
静かにゼロは目を閉じた―――…。