『不安』…。 それは4人に共通している感情。 得体の知れない奴らと、 よく分からないまま戦っている…。 なぜなのか、 どうして自分たちなのか。 少しずつ少しずつ、 色んなことが見えてはきたものの、 やっぱりまだ分からない。 「なーに弱気になってんだよっ! 金石らしくないな!」 金石の背中をバシッと叩き、 どんよりした空気を一掃するかのように笑顔で言った。 「…ま、そうだな! 俺らしくねぇな! よし、また少し練習してみっか!」 2人は再び魔法の練習をするのだった。