(2人の記憶には共通点があるのか…。

2人から感じる『何か』も、
関係しているのだろうか?)


木本は腕を組み、考えを巡らす。


「うーん…。
不思議なことだらけだよ…。

とりあえず、
この画像、ケータイに保存しとくか。」


「そうだな。
何か後で思い出すかもしれないしな。」


「うん…あ、木本!
こっちはもうサイト全部見終わったよ!

呪文らしきものは、なし。
ほぼゼロの称賛でした…。」


肩を落とし、沙弥は木本に報告した。


「そうか…。

こっちも終了した。

今まで使ってないのは2個ほどあった。」


「私も終わったー!

使ってないのは3個かな!」


4人とも手際よく調べたため、
思ったよりも早く終わった。