『少し私の部屋で休んでくる。 …あと、18時にディナーを持ってきてくれ。』 『分かりました。 何かありましたらいつでもお呼びください。』 礼をする【カキクラ】に背を向けて、 ゼロは自分の部屋に歩いていった。 『…沙弥。』 ベッドに横になりながら、 自分が恋慕する人の名を呟く。 『今夜、君に会いに行こう…。』 フッと笑い、 ゼロは眠りに落ちていった―――…。