「まぁな。

…先が長そうで嫌になるが。」


「確かに。

でもとりあえず、【第2】までは勝ったからさ!

前向きに考えていこうよ。」


…そうだよねっ、沙弥。


「ところで金石はどうした?」


「あっ、それ私も気になってた!」


「…寝てます。
ぐっすりです。」


沙弥の呆れたような声が聞こえた。


「寝てるってー!!

金石バカじゃーん!!」


爆笑だよっ!
緊張感なさすぎっ!


「白川、少し黙れ。」


…は、はじめくんに怒られた………。


「金石もさすがだな。
どうせ暇だったから、とか、
退屈で…とかだろう?」


「もちろん!」


…と、その時。


校内放送で、ゼロの声が聞こえてきた…。