「あぁ。

【トミナ】っていう女と、
【ウルワ】っていうビビりの男とな。」


「…で、『勝った』ってわけだ。」


「もちろんだよー!

魔法も1つ、使えるようになったしさー!」


私は早く沙弥に話したくて、
木本のケータイを取った。


「そうなの?
やったじゃん!
…木本は?」


私は仕方なく木本に変わった。


「俺もなぜか1つ使えた。」


「おっ!木本も魔法デビューか!」


と、沙弥は笑ってる。


「…柄に合わないんだがな……。
しかし、極めて非現実的だが価値はあるから受け入れるよ。

それと…。

【第2のゲーム】は、テロリスト4人だけだったようだな。」


「…そうだね。

まぁよく考えれば、
まだ【第2】だし、
5人も6人も出てくるわけもない…よね。」