…確かに。


金石以外の3人はいっせいにうなずく。


(そんなことより…)


沙弥はさっきから背後に気配を感じていた。


「あんた…仲間がいるみたいだね。」


沙弥は少し声を張り上げて言った。


『よく分かったな。さすが、といったところか。』


沙弥を除く3人はキョトンとしている。


「岬、すごいな…。俺分かんなかった。」


木本は驚いた顔で言った。


そんな木本に、笑顔で返す沙弥。


「あんたの名前は?」


今度は水華が聞いた。


『私か?私は――…』