(…誰が何の目的でこんなことを?
高校襲ったところで、得することなんてあるのか?)


沙弥は閉じていた目を開く。


「職員室まで行くのは、現時点ではまずいよね。
先生たちの安否が気になるんだけどね…。」


「そうだな。今は様子を…」


金石が言いかけたとき、


不気味な笑い声が校舎に響いた。