…などと、考えをめぐらせていると。


「沙弥は、やっぱりこんな格好似合うんだねー!
すんごく可愛い!

我が友達ながら、
うらやましい可愛さですな。」


と、妙に白川が興奮している。


「まぁ、確かに…
もとがいいからな。
…童顔だが。」


「あははー!
確かに童顔ー。
いまだに小学生に間違われるらしいしっ。」


と、今度は爆笑し始めた。


「と、とりあえず、
岬に電話するか。」


爆笑する白川は放っておいて、
俺は岬にケータイで電話をかけた。


「…もしもし。」


「あぁ、岬。
…俺たちを襲ってきた男が、
岬の非常に貴重な写真を持っていた。」